第29話 A邸(金山町)の一年後点検 2000/ 5/12(FRI)
 
 ほんとうならば、昨年末にしなければならなかったのですが、手直しの内容によっては春にならないと出来ないもののあるということで、半年ほど遅れて点検をさせてもらいました。 内部の木材は経年変化で少し色がついてきました。 いちばん気がかりだった杉の無垢板の床材ですが、思ったりより狂わずにしっかりしていました。 建て主さんへ床のメンテナンスの方法など話をさせもらい、建具の調整と漆喰と木部の隙間の充填、1階車庫部分の床勾配の取り直しをお願いして一年後点検をおしまいにしました。
 最後に、かなり大きな空間を暖めるために電気蓄熱暖房機で24時間暖房をしています。この電気料を伺って、建て主から思ったほど料金がかからなく、快適な冬を過ごすことが出来たと聞いてきました。 また夏も大きく張り出した軒によって家に中は結構涼しく過ごせたそうです。改めて、軒の出の大切さを実感してきました。
 
diary index next back
"Toshihiro Abe" aads@d1.dion.ne.jp
Copyright(c) 1998-2000 Abe Architectre Design Studio.All Rights Reserved.
since 1998.10.01